バイク用レザーグローブ染め直し ~お手入れ次第でまだまだ使えます~
はじめに
長く使ってきたバイク用レザーグローブ、色褪せでヤバイ状態になってきました。繊維系のように高温で染める方法と違って、革の場合はどうしても色抜けしてしまうケースが多いですね。何より黒や赤系の場合、紫外線による褪色が激しいので、これは仕方がないことかと思います。
でも革は切れていないし、ほつれもないなら、まだまだ使えるのでもったいないです。色が褪せたのなら、色を入れてあげましょう(=゚ω゚)ノ
それでは作業開始です( `ー´)ノ
これが褪せてしまった革グローブです。かなりヤバクなっています。流石にこのまま使うのはちょっと恥ずかしいですね。それに何故か右手側の方が色褪せています。不思議です・・・(;´∀`)

革の染め直しには、いつもこれを使っています。

アルコール染料のスピランですね。普通ホームセンター等で売ってるスピランは、もっと量が少ないタイプが大半ですが、以前バイク用のレザージャケットや革パンツの染め直しをした時に、web通販にて500mlの大容量タイプをゲットしました。量が多いタイプの方が、明らかにコストパフォーマンスは良いです♪
水彩画用の筆で塗っていきます。

塗った瞬間は、かなり色が濃い!?って思ってしまいますが、実は乾くとそんなに濃くありません。逆に一回塗っただけだと間違いなく薄いので、重ね塗りして色を濃くしていきます。重ね塗りする場合は、必ず乾燥→塗布を繰り返してください。希望の濃さになるまで繰り返します。
いい感じに染まりました♪

アルコールは脱脂にも使用されるほど、油分除去に効果を発揮しますので、これを使った時は油分補給して上げることが必要かと思います。
そこでレザー用のクリームを擦りこんで、油分補給をすると共に、革にとって大切な水分を補給してあげます。
こういった衣料革やグローブ等にいつも使っているのはこれです。

フランス製サフィールのユニバーサルレザーローションです。バッグや靴、衣料革等、色々なものに使えるので、ユニバーサルの名前が付けられているそうです。これ一本で、汚れ落とし、水分・油分補給、つや出しが出来る優れものです。パッケージにミツバチが印刷されているのは、使用しているワックスがミツバチが巣を作る際に分泌するビーズワックスを使用しているからです。植物性のカルナバ蝋等と比べて、動物性のワックスの方が、動物の革には馴染みが良いと言われているようです。
これを布にとって擦りこみます。しっかり浸透させたら、乾いた布で乾拭きします。すると艶が出て、更にいい感じになります。

ついでに撥水性も高めてしまいましょう(´▽`)
撥水性を高めるのに使用するのはヴァセリンです。ヴァセリンはワックスなので、水を良く弾いてくれますし、柔軟性を確保してくれるので、なかなか良いです。

石油が原料ですけど・・・。
塗る時は指でやります。体温で溶かしながら、薄く塗り広げると量の調整と革への擦り込みが出来るので、お勧めです♪

塗布後しっかり浸透させ、乾拭きします。
きちんと撥水効果が出ているか、洗面所で水をかけてみます。

しっかり弾いているので、OKです(=゚ω゚)ノ。基本的に雨の日にはバイクに乗ろうとは思いませんが、突然雨が降ってきた場合はどうしようもないですよね。そんな時に、撥水が効いているのは良いかと思います。
まだまだもうしばらくは、現役で頑張ってもらいましょう!!
まとめ
長期の使用で色が褪せてしまったバイク用レザーグローブを、アルコール染料にて染めることで再度使えるようにする方法についてご紹介しました。
やってみるとかなり元に戻るので、びっくりするのではないでしょうか?そんなに手間もお金もかかりませんので、試してみる価値は大いにあるかと思います。お勧めです( ̄▽ ̄)/