【XJR1300&1200】パイロットスクリューカバーを自作しました 緩くなったカバーの応急処置方法もご紹介!( `ー´)ノ
はじめに
キャブレター調整をするのに不可欠なパイロットスクリュー。管理人の愛機であるXJR1300はキャブレター車で、もちろんパイロットスクリューが付いています。このパイロットスクリュー設置箇所にはゴミや水が浸入しないよう、ゴム製のカバーがはまっています。
このカバー、長い間の経年劣化により硬化、ユルユルになり、知らない間に外れてしまっていることも多いかと思います。実際、管理人のもう一台の愛機であるXJR1200のカバーは、知らない内に2つ無くなっていました。今でもこのパーツは新品で入手することが可能ですが、そのお値段は、一個税込み605円(2024年6月現在)です。つまり4個で2,420円で、結構なお値段にちょっとびっくりですね( ̄д ̄)。
その気になればDIY可能であると思いましたので、作ってみることにしました。
では作ってみましょう( `ー´)ノ
外したキャップはこれです。イメージとしては、一升瓶の栓を小さくしたような感じですね。穴にはまる箇所はかなり硬化しており、はめた状態で触ってみると、明らかにユルユルでした。
キャップの寸法はこちらです。上部は直径8.6mmです。
穴にはめる栓の部分は直径6.2mm。既に緩くなっているパーツですので、この直径では明らかに細いことになります。
高さは6.8mmでした。
パーツを作るのに使用した材料はこちらです。以前もう一台の愛機であるXJR1200のエンジンフィン防振ゴムを自作した際に使用した材料で、硬質シリコンゴム(硬度50)です。因みに自作防振ゴムの作り方はこちら↓
【XJR1200】カチカチになったエンジンフィン防振ゴムを代替ゴムに交換 確かな効果が測定出来ましたよー( ̄▽ ̄)/
まずこれを円柱状に切り抜きます。切り抜きには革用のポンチを使用しました。パーツの直径は8.6mmですが、パイロットスクリューに付いているのを見る限り、直径はもう少し大きくても良いのではないかと思われましたので、実際にはめる場所を測定してみたところ、直径10mmがぴったりの大きさであるようです。
管理人は丁度10mmのポンチを持っていたので、これを使うことにしました。
最初はハンマーでポンチを叩いて、シリコンゴムを打ち抜こうと思っていたのですが、思ったよりも硬めのシリコンゴムだったので、反発力がかなり強く、簡単に打ち抜けそうにないことが分かりました。そこでポンチを握って、『グリグリグリ・・・』とポンチを回転させて、シリコンゴムを切り進めることでゴムを円柱状に抜き取ることにしました。
しばらく『グリグリ・・・』して、やっと裏にポンチが抜けました。意外と力が必要で、個数を重ねる内に、段々指が痛くなってきました。
全部で4個作りました。
力を均一にかけているつもりでも、抜き出した円柱パーツは何故かこんな具合に斜めになっていました。1個目に気づきましたので、何とか真っすぐ抜き出そうと色々力加減や力の入れ方を調整したのですが、やっぱり上手くいきませんでした。回転=引っ張られる と言うことなのだと思いますので、やはり真っすぐにするには、上から圧力をかけて打ち抜くのが一番良いのかもしれません。このまま使用せずにこれをカットして加工しますので、そのまま使うことにしました。
それではこれをカット加工していきましょう。