【XJR1200&1300】カチカチになったエンジンフィン防振ゴムを代替ゴムに交換 確かな効果が測定出来ましたよー( ̄▽ ̄)/
はじめに
管理人のXJR1200は空冷エンジンです。空冷エンジンの特徴といえば、やはりエンジンフィンの機能美ではないでしょうか。しかしこのフィンがあることで騒音を発生させ、共鳴することで増幅までさせてしまうのはあまり知られていないかと思います。その為、フィンにはアブソーバーを装着する等、出来る限り騒音を低くする対策がなされていますが、XJR1200の場合、エンジン上部のフィンにはめられている防振ゴムが、この騒音低減効果をもたらしていると聞いたことがあります。フィンの間に挟まっている、これですね↓
一部固くなった為に落ちてしまっている箇所もありますね。
このゴムは片側8個、それが両側で計16個付いています。このような配列になっています。
元々は弾力のあるゴムであったこのパーツ、触ってみるとガッガチに硬化していて、もはや本来の役割は全く果たせなくなっているのは間違いない状態になっています。既に欠落している箇所も多いので、交換することにしました。
代替ゴムを検討することにしました( `ー´)ノ
近年純正パーツは半端なく価格が上がっています。これだけ年数が経過していれば仕方ないことかと思いますし、純正以外はどうにもならない場合は新品パーツが入手出来るだけありがたいのは間違いないのですが、流石に点数が多いパーツですと、懐がキツイですね。耐熱、防振効果があり、経年劣化にも耐えうるゴム素材であれば、現状よりは確実に振動は抑えられるかと思いますので、物は試しで代替ゴムを検討することにしました。
因みに新品の防振ゴムはこちらです。新品時のゴムの硬さ、大きさを確認する必要がありますので入手しました。尚こちらのゴム、2024年4月現在で1個当たり税込451円ですので、必要個数の16個を全交換すると、パーツ代で7,216円です(・ω・)ノ。
色々な素材を検討した結果、シリコンゴムを代替ゴムとして取り付けることにしました。
本当はフッ素ゴムが理想的かと思いましたが、かなりお値段が高かったので・・・(;´∀`)。シリコンゴムは硬さが選べて耐熱はもちろん、耐候性や経年劣化にも強いので恐らく大丈夫かと思います。あくまで管理人の判断になります。
こちらの防振パーツは厚みが10mm。
長さは13mmです。
そこで厚さ10mmのシリコンゴムシートを入手して、パーツの形状にカットすることにしました。硬度ですが、純正パーツの弾力を考慮し、最終的に硬度50を選びました。硬度の目安が分からなかったので調べたところ、消しゴムの硬度は25で、タイヤの硬度は65であるとのこと。それでは若干タイヤ寄りの中間ということで50にした訳です。