フィットGD1 敢えて・・・のATF交換&ジャダー対策
はじめに
約3年前にSOD-1PlusをATFに添加したことで消えていたジャダー、再度症状が出てくるようになりました。当時はATF交換をせずにSOD-1Plusを同量のATFと入替え、ジャダーが消えていましたので、添加剤の効果によるもので間違いない訳で、その効果には驚きを隠せませんでした。
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 1.jpg)
今回はATF交換&SOD-1Plusをするのですが、ふと悪魔がささやきました。ロゴやフィット初期型でATF交換する場合、ジャダー対策用に開発された(と記憶していますが・・・)マルチマチック専用のATFである『HMMF(ホンダマルチマチックフルード)』を選ぶのがセオリーとなっています。しかしフィットが登場した当時に発行されているサービスマニュアルには、交換するATFは、ホンダ純正ATFであるATF-Z1ウルトラとなっています。恐らくフィット初期型のジャダーが不具合として有名になってからHMMFが開発されたのだと思われます。
そして悪魔がささやきました。
『元々ATF-Z1ウルトラが指定なら、このATFにSOD-1Plusを添加しても十分効果はあるんじゃない?ちょっと試してみたくない???(^.^)』
おまけにHMMFに比べ、ATF-Z1ウルトラは、販売価格が約2,000円程安いのです。もちろん少々安くても、結果ジャダーが発生⇒再度HMMFへ交換、となれば、かなり損をしてしまうことは明白です。
・・・で、結果的には、どうしても試してみたくて、買っちゃいました↓
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 0.jpg)
もう後には引けませんね( `ー´)ノ。SOD-1plusは、残り2回分ありますので、最悪やり直しも覚悟の上でやっちゃうことにしました。所謂・・・ですね。
それでは作業に入ります( `ー´)ノ
フィットのATFはエンジンオイル交換同様、エンジン下部のドレンボルトからフルードを排出、エンジンルームの注入口からフルードを入れるやり方で交換します。
ジャッキアップしないとドレンボルトにアクセス出来ませんし、車両を水平にしないと駄目なので、ガレージジャッキにてジャッキアップ後、リジッドラックに乗せます。
手持ちのガレージジャッキは低床タイプですが、そのままだとフィットの下に入れることが出来ないので・・・・
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 2.jpg)
2枚重ねの板の上に乗りあげてジャッキを入れてます。
フロントのジャッキアップはメンバーの真ん中のこちら↓
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 3.jpg)
リジッドラックに乗せます。
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 4.jpg)
リアのジャッキアップポイントは、牽引ロープを引っ掛けるここ。本当にここ?って思いましたが、サービスマニュアルにそう記載がありました。
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 5.jpg)
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 6-1.jpg)
ジャッキアップしたら・・・
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 7.jpg)
リジッドラック乗せます。
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 8.jpg)
ATF排出用のドレンボルトは、エンジン下のここになります。
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 9.jpg)
ここを外すドレンプラグソケットは9.5mm。実はここ、3/8のハンドルの頭をそのまま刺すとぴったりなので、それを使う方は多いようです。管理人はちゃんと工具として揃えておきたかったので、10mmのソケットを砥石で9.5mmに削った自作工具を使っています。
こちらがソケットをDIY加工した時の動画です↓
削るには、半端なく時間を要しました(;一_一)。正直オススメできません。
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 10.jpg)
フレックスハンドルにつけて、ドレンボルトを緩めます。
フルードを排出すべく、手でドレンボルトを外したら、出てきたフルードが暴れまくりながら出てきました(; ・`д・´)
排出口が下向きではなく横を向いており、しかもエンジンオイルと違って粘度が低く、水のような感じなので、例えるならポリ容器から水を出す時、排出口を下にして90度に傾けると、『ドボン!ドボン!』って暴れながら水が出来てきますね。あの感じです。
慌ててオイルトレイを排出口の近くまで持ち上げましたが、最初に暴れたフルードで、下はこんな感じになってしまいました。なので当然画像も動画も撮る余裕は全くありませんでした。
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 12.jpg)
オイルトレイに溜まった排出ATFを見てみると、半端なく汚い・・( ゚Д゚)。
鉄粉がキラキラ渦巻いています。これは、まじヤバイですね・・( ゚Д゚)。
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 16.jpg)
ドレンボルトには鉄粉を回収する磁石が付いていますので見てみます。
当然付着量は凄いです。鉄粉で出来た『うねり』まで見えます・・(;゚Д゚)。
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 14.jpg)
クロスで拭いてみると、お約束の『ゲゲゲッ!(;゚Д゚)』でした。
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 15.jpg)
ドレンボルトにはガスケットが付いており、一度使ったら再利用は出来ませんので、これも交換します。
エンジンオイルのドレンボルトガスケットは、カー用品店等にも売っていますが、ATF排出口用はまずありません。DIYでATF交換する人が、それだけ少ないということなのでしょう。
ホンダのディーラーにて取り寄せをお願いしたところ、在庫があったのですぐ購入出来ました。
左が新品、右が外したガスケットです。使用済みの方は潰れています。
新品の方が若干大きいのが気になりますが、他車種でも使用出来る汎用タイプが用意されているのだと理解しました。
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 17.jpg)
ドレンボルトを取り付けます。
ボルトの外径にはほぼびったりなので、締める時にずれなければ、まったく問題ないかと思います。
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 18.jpg)
締付にはトルクレンチを使用します。
締付トルクは49Nmです。
![](https://himenotono.blog/wp-content/uploads/2022/06/フィット ATF交換 20.jpg)