【XJR1200&1300】燃料コックのパッキン交換方法です( `ー´)ノ

XJR1200、1300の整備

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はじめに

XJR1200の燃料コックは負圧式です。コックを『ON』にしていても、エンジン始動のセルが回って負圧が発生しないと燃料は流れません。先日プラグを交換しようとタンクを外した際、フューエルホースを外したら、通常すぐに止まるはずのガソリンが止まらない事態が発生しました。どうやらコック内部のパッキンが駄目になったようです。

汚れまくりです(;´∀`)

負圧式なのでコックの『OFF』はありませんから、エンジン停止中でもずっとガソリンはキャブに流れ込む訳で、最悪の場合オーバーフローする可能性もゼロではない訳ですね(-_-;)

早速パッキンを取り寄せて、交換することにしました。

では作業開始です('◇’)ゞ

まずタンクを留めているボルトを外します。

ここを外せばタンクの後ろを上げることが出来ます(´▽`)

XJR1200&1300】DIY整備では不可欠! サービスマニュアルに記載されている主要ボルトの締め付けトルク値情報です('◇’)ゞ

今回は燃料コックのパッキンを交換するだけですので、タンクを完全に外す必要はありません。しかし当然コックにガソリンがきてはいけないので、タンクのガソリンは燃料コックから抜かなくてはなりません。

作業をしやすいように、タンク後部に木片を挟み、タンク下のスペースを確保します。

ちょっと上げるだけで、ばっちり作業可能です(^o^)丿

コックからフューエルホースを外します。

・・・・あれれっ(?_?)。ガソリンが出てきませんね。
前回はこの状態でガソリンが止まらず、大慌てでガソリン流出を止めるべく、オタオタになってたのです。

・・・(;゚Д゚)・・・

そう言えば前回の作業時は、確か半端なく寒い日でした。交換した日はかなりポカポカと暖かかったので、パーツの収縮が収まり、漏れが止まったのでしょう。旧車のゴム系パーツのあるあるですね(;^ω^)

いずれにしても劣化しているパーツですから、もちろん交換します。

今回取り寄せしたのはこちらのパーツです。

展開図を見れば、安心して作業可能です

実際のパーツがこちら↓

まさにザ・デストロイヤー

取り寄せしたパーツの袋です。

某二輪用品店でお取り寄せしてもらいました('_’)

パーツを見る限り値段が安い方が14番のシーリングの方だと思う方が多いのではないかと思いますが、実は下の高い方がシーリングになります。ザ・デストロイヤーの方が安いのです。かなり繊細に作られていますし、素材の価格が高価である可能性もありますね(・ω・)ノ

交換する為にはタンクからガソリンを抜かなければなりません('_’)

燃料コックにフューエルホースを繋ぎ、コックを『PRI(プライマリ)にして、ガソリンをガソリン

携行缶に移します。ある意味、携行缶がないと出来ない作業であるように思います。

長めの燃料ホースがあると色々便利なのです( `ー´)ノ

この作業の為に、ギリギリまでタンクへのガソリン補充を止めてました。携行缶の容量は10ℓなので、タンクにそれ以上ガソリンが残っていると、当然携行缶から溢れてしまいます。

後ろに挟んだ木片は外し、ガソリンタンクは水平にしてガソリンを漏れなく携行缶に流し込むようにします。

降ろす時はそっと・・・

そうは言ってもタンクにガソリンは少し残ってしまいますので、これ以上ガソリンが流れなくなったら、タンク後部に木片を挟んで、再びタンクを斜めにします。

意外とガソリンは残っているのです

こうすれば残ったガソリンはタンク前方に溜まる為、コックから出てくることはまずないかと思います。ピンク色部分がタンク内に溜まっているガソリンのイメージです。これなら大丈夫でしょう(・ω・)ノ