車載工具入れに入る、バイクのサイレンサーのスプリングフック外し工具を自作しました\(^o^)/

XJR1200、1300の整備

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はじめに

管理人は愛機XJR1200&1300には社外フルエキを装着しております。規制前マフラーなので、サイレンサーは簡単に取り外すことが出来るので、その日の気分次第でサイレンサーを着替えることも多いのです。

交換する際にはサイレンサーのスプリングフックを外すのですが、実は管理人、スプリングフック外し工具は持っていないのです。どうやって外しているかと言うと、こちら↓

特に問題はなくこれで掛けられるのです( `ー´)ノ

ラチェットレンチに手繰らせたワイヤーを使い、ひっぱって外していました。これくらい買ったらぁ?と言われそうでうが、最初にこれで外した時に力も結構入るし、外すのに全く不具合がなかったので必要性を感じていなかったのです。

※実はこのサイレンサーはスプリングフック式ですが、エキパイはフックが付いていないものをつけています。スプリングフック式サイレンサーを、フックがないエキパイに取り付ける方法は別記事にてご紹介しておりますので、よろしければご参考にどうぞ('◇’)ゞ↓

スプリングフック式サイレンサーを、フックがないエキパイに装着する方法をご紹介します(・ω・)ノ

しかしながら酷使されたワイヤーがいよいよヤバイ状況になって参りました。外す際に指にワイヤーの端が刺さるという憂き目にも遭いましたので、ちゃんと専用工具を準備せねばと思った次第です。

切れとる

スプリングフック外し工具は、工具屋さんに結構安くで販売されていますが、意外と大きいのです。管理人的にはバイク専用の工具は可能であればバイクの車載工具入れに入れているので、やはりこれはコンパクトなスプリングフック外し工具を自作するのがベストであろうとの結論に至りましたので、車載工具入れにも入るコンパクトなスプリングフック外しを自作することにしました。

それでは自作開始です('◇’)ゞ

まず工具のベースになるものを中古工具屋さんで探しました。で、激安価格で入手したのがこれ↓

ムッチャ安かった

恐らく木彫刀だと思われます。ちゃんとした工具を作るのであれば素材はしっかりしたものを流用する必要がありますが、刃物クラスの鋼であれば恐らく折れることもなく、強度面では安心だと思います。

そのままの硬度だと恐らく加工出来ませんから、コンロで真っ赤になるまで熱した後そのまま冷やし、いわゆる『焼きなまし』をして硬度を落とします。

だから我が家はオール電化にしないのです

完全に冷えてから、グラインダーで削ります。

結構火花が散るのです

どんどん削っていきます。工具を加工する際、グラインダーで削るとかなり高温となる為、硬度が低下しないよう削っては冷ましてのインターバルを取りながら加工することが多いのです。しかし今回は硬度を落として柔らかくしており、後で硬度と粘りを復活させる『焼き入れ』と『焼き戻し』をしますので、一切気にせずひらすら削り続けました。

元の形がもうわかりません

思っていた通りの太さと形状まで削り終えました( `ー´)ノ。

(゜.゜)

再度真っ赤になるまでガスコンロで熱します。

真っ赤になるまででっせ

熱し終えたらすぐに単管パイプのベース金具の上に乗せて、斜め上からハンマーで叩きます。

その後、熱する→叩く を繰り返して、少しづつ曲げていきます。

気分は鍛冶師

力を入れすぎて折らないよう慎重に作業します。それにしてもさすが刃物、こんなに細いのに半端なく頑強です。これだけは叩いた人しか分からないと思います。

ピンボケ、失礼しました(;´∀`)

ある程度まで曲がったら、今度は叩く方向を変えて更に作業を続けます。

熱いうちに叩く!冷えてから叩いたらあかんのです

いい感じの曲がりになりました。グラインダーの粗削り跡が気になりましたので、ヤスリで削ります。

(´∀`*)ウフフ

ダイヤモンドヤスリを使用しました。

慎重に

均しました。

この後、再度真っ赤になるまで熱し、水で一気に冷やす『焼き入れ』をして、硬度を復活させます。しかしそのままだと粘りがなく、衝撃で折れてしまう恐れがあるので、コンロで少しあぶってそのまま冷ます、『焼き戻し』をします。でも万一強度不足だった場合は工具として使えませんので、テストしてみます。叩くのに使ったベース金具に先を引っ掛けて、かなりの力で引っ張ってみました。結果、折れそうな気配は一切ありませんでした(/・ω・)/

いい感じになって参りました

握りがかなりボロボロになっていたので綺麗にすることにします。