椎の実の見分け方と美味しい食べ方 こりゃ美味い!!╰(*´︶`*)╯♡

おやじの料理

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初秋の公園を歩くと、どんぐり等の木の実が沢山落ちているのを良く見かけます。昔はこれを拾って、楊枝を中心に通して、どんぐりのコマを作って遊んだりしました。まさに昭和そのものです(笑)

このどんぐり、美味しく食べられるものもあるのです。特に有名なのがスダジイの実ですね。『そういや、子供の頃食ったなあ』と思いだされる、管理人と同世代の方もおられるかと思います。

スダジイって?

スダジイは比較的公園や神社仏閣の敷地内に生えていることが多い木です。これは飢饉等で食料難になった際、シイの実が非常食になる為に敢えて植えられているそうです。カヤの木が神舎仏閣に植えられているのも同様の理由であるようです。

我が家から比較的近場の神社境内にあるスジダイです。いつも御馳走になっております(*´ω`)

季節になると、こんな感じで下に沢山落ちています。アスファルトの駐車場脇にあるスダジイなら、実が汚れることもないので、拾いやすいのではないでしょうか?

食べられないドングリとスダジイは、こうやって見分けます(・ω・)ノ

まず良く見るどんぐりと言えばこれ。これはシラカシの実です。アク抜き処理次第では食えなくはないですが、そのままだと半端なく渋いです。実の下のお椀のようなもの、これ殻斗(かくと)と言います。お椀状のものはいかにもどんぐり的ですが、この形のものはそのままでは食べられないものが多いです。

昔はこれで良くコマを作って遊んだのー(´∀`*)ウフフ

割って中の実を見てみます。おどろおどろしい感じで、いかにも渋いといった感じです。試しに口に入れてみると・・・瞬間、物凄い渋みで口の中がイガイガになり、すぐに吐き出しました。マジヤバです(´゚д゚`)。

見るからに・・・(´゚д゚`)

続いてスダジイの実です。椎の実は木に生っている時は皮みたいなものに包まれています。これもどんぐりの帽子同様に殻斗( かくと)と呼ばれています。実が落ちている周りに、この殻斗が散らばっていれば、スジダイですね。落ちてすぐの実は、ツヤツヤの濃い茶色ですが、時間が経つと色が薄くなり、艶が消えてきます。

左が殻斗に包まれた状態の実です。

中の実は乳白色で綺麗です。生で食すと、ほんのり甘く、風味は栗のようです。

生で食うと、子供の頃の記憶が蘇ってきます(*´ω`)

では、並べて比較してみましょう( `ー´)ノ

左がスダジイ、右がシラカシです。スダジイの特徴は先が尖っていて色が黒々としており艶があります。どちらも落ちてから時間が経つと、艶が消えて茶色になってきますので、落ちたばかりの実を探すと比較しやすいです。

並べると分かりやすいかも

採ってきた実は鮮度が良い内に頂くのがお勧めです。尚蓋を閉めた器に入れておくとしばらくは持ちますが、実の中に虫がいることが多いので、食べる前でも保存する前でも、まず以って必ず虫入りの実は取り除くようにします。

取り除き方は簡単です。洗った時に浮いてきたものや、浮きそうになっているものを取り除きます。これは虫が実を食べたことで内部に空間が出来る為、実が水に浮くのですね。

結構な数が浮いてきます

浮いたものには、こんな感じで虫が這い出した跡があることが多いですね。実が地面に落ちると、すぐ虫が這い出して来て、地面に潜るらしいです。まだ中にいる場合も実は浮くようなので、事前に浮く実を取り除いておくことは必須です。

尚中に空洞が出来ている実は重さも軽く、何度も拾っている内に微妙な重さの違いも段々分かってきます。ここまでくれば、椎の実拾いのスペシャリストと自称しても良いかもしれません(´∀`*)ウフフ

ここから這い出したのだね(´∀`*)ウフフ

椎の実は密封した状態で保存すると、結構長持ちするのですが、以前常温で長く保存した結果、何とアルコール発酵して『酒の実』が出来たことがあります。ご興味のある方はこちらの記事をご覧ください↓

椎の実が自然にアルコール発酵 知らぬ間に『酒の実』に変身していました(;゚Д゚)

それでは管理人がいつも頂く食べ方をご紹介します(・ω・)ノ

フライパンで炒るやり方をご紹介します('◇’)ゞ

椎の実の食べ方として比較的有名なのが、電子レンジでチンする方法です。封筒に入れ、500Wで2分ほど加熱します。比較的楽で簡単なのでこれもありかと思いますが、管理人はいつもフライパンで炒っています。フライパンで炒ると目視で弾け具合を確認することが出来るので、炒り過ぎで硬くなってしまうことなく加熱することが可能だからです。美味しく椎の実を頂きたいので、管理人は断然フライパン派なのです(´∀`*)ウフフ。

それではフライパンで炒るやり方をご紹介しましょう(・ω・)ノ。

フライパンを強火にしてひたすら椎の実を転がします。転がした方が実が弾ける確率が減り、火の通りも実によってばらつきも出ず、満遍なく炒ることが出来ます。

強火でコロコロと転がしましょう♪

しばらく炒っていると表皮が割れます。割れたら出来上がりです(´∀`*)ウフフ。炒って表皮が割けなかった実は、中が傷んで空洞が出来ていたり、虫がいることが多いので、食べない方がいいと思います。

又完全に冷めてしまうと、実が固くなり、美味しさが半減しますので要注意です。炒ったら温かい内に頂きましょう(*‘ω‘ *)。それ故に一気に多くを炒るのではなく、食べる分だけ少しづつ炒るのが良いと思います。

香ばしい香りがしますよ~(*´ω`*)

食べる際は中の実を採り出すのですが、皮が弾けて割れているので、採り出すのはとても簡単。炒った実はほんのり香ばしく、食感は銀杏を少し固くしたような感じで、風味は栗のようでもあります。

温かい内に召し上がれーヽ(^o^)丿

風味が栗っぽいと言うことは・・・・もしかして、栗ご飯っぽい、椎の実ご飯が出来るのではないか?と思ったので、試しに作ってみることにしました。