ブライドルレザーのブルームを綺麗に落とす方法(/・ω・)/
ブライドルレザーって?ブルームって何?('ω’)?
家内にグレンロイヤルの長財布をプレゼントしました。ブライドルレザー特有のブルームも、しっかり噴き出した状態です。
ブラドルレザーは馬具用のタンニン鞣しの革です。馬具に使われる革は、暑さ、寒さ、雨等のハードな環境においても、革がすぐ劣化し、切れてしまうことがないよう、古からの知恵が生み出した素晴らしい革です。
革にとって油分切れは言うまでもないですが、水分が完全に乾いてしまうと割れ、切れの原因となってしまいます。余計な外からの水分の浸入をふせぎつつ、必要な水分を革に閉じ込めておくための手段として、革内部にグリースを浸透させているのです。この白い粉は長い間の乾燥期間を経てグリース成分が凝固し、析出したものであり、ブルームと呼ばれています。
これはブライドルレザーである証であり(最近は偽物もありますので要注意です(-_-メ))、これぞブライドルレザーの醍醐味だと、このブルームが堪らなく好きな方が多い反面、人によってはあまり好きではないという方もおられます。言ってみれば白い粉が噴き出している訳ですから、あまりにブルームが多いと、黒のスーツについて目立ってしまったりということも実はあるですね・・・(´・ω・`)
家内は黒い状態の財布が好きなので、今回ブルームを落とすことにしました。
落とすやり方は二通り(/・ω・)/
ブルームは先述しましたように、グリースが凝固、析出して出た粉ですから、物理的に拭き取ってあげれば、当然落ちます。実際、使っている間にどんどんブルームは薄くなり、長く使ったブライドルレザーは完全にブルームが落ちていることが多いのです。
落とすやり方は二通りあります。
①布で拭き取る。
②ブラシでブラッシング。
①の布で拭き取る場合、完全にブルームを落としきるのは難しいように思います。逆の考え方をするなら、ブルームを少し残した状態にしたい場合にお勧めの方法です。
②のブラシで擦るやり方だと、思った以上にしっかり取れてしまうので、気が付いた時にはブルームがかなり落ちてしまい、しかも斑模様になってしまう恐れも否めません。なので、管理人的には、ブラシを使うのは完全にブルームを落としたい方向けの方法ではないかと思っています。
布で拭き取ってみましょう('◇’)ゞ
ではまず①の布による拭き取りをやってみます。
布はメリヤスがお勧めです。Tシャツや肌着等に使用されている布で伸縮性に富んでいます。
ルームの粉を上手くキャッチしてくれ、指に布を巻いて作業する場合に、指へのフィット感は抜群ですね。
ではスリスリと拭き取ってみます。
ちょっと拭くだけでも、意外とブルームは落ちてしまいます。思った以上に落としてしまわぬよう、最初は軽く拭き取ることが重要です。
状態を確認しながら、慎重に作業を進めます。拭き取った部分を確認してみます。
これを繰り返しながら、好みの状態に仕上げていきましょう(^o^)丿
革の毛穴にブルームが残った状態だとこんな感じですね。
管理人は、これくらいの感じにしてから使うようにしています。
では次に、ブラシを使って完全に落としてみましょう。