引っ掛けて糸が出たスーツを直そう(/・ω・)/
はじめに
不注意で引っ掛けてしまい、スーツから糸が飛び出てしまいました。
着古した安いニットならまだしも、気に入って買って間もないスーツですので、当然簡単には諦められません。
出来る限りの対処療法を施すことにしました。
ではやってみましょう('◇’)ゞ
生地の種類にもよりますが、スーツ生地の場合は、少し糸が出たくらいであれば、糸が出た箇所から少し離れた箇所の生地をしっかりと握って、力強く生地を『パン！！パン！！』と何度も引っ張ると、輪っか状に飛び出ていた糸が、段々中に入っていくのです。
引っ張られて表に出ているので、それを元の状態に引っ張り直してあげれば、糸がどんどん中に入っていく訳です。ポイントは織られた糸の方向、つまり引っ張られた糸の方向に合わせて強く引っ張るのは勿論のこと、斜めも含め、色んな方向に引っ張りまくることです。
何度も繰り返しているうちに、段々糸が中に入って、最終的にはここまで改善しました ↓
奥の手ですよ～(∩´∀｀)∩
かなり糸は中に入りましたが、まだかなり目立ちます。目が詰まっているウールの織物で、飛び出た糸はボサボサになってしまっている為、ほつれ補修針でもなかなか難しい。
色々考えて、奥の手を使うことにしました。裏地がない背抜きのスーツだから可能であった手ですね。
糸と生地をしっかり見える形にする為、裏から強力な光をあてました。それをルーペで見て見ると、織り目と隙間がはっきりと班別出来ます。
どこから糸が出てしまっているのかが、はっきり分かりましたので、裏側から表にミシン糸を出し、出ている糸にたぐりかけて、裏側にゆっくりと引っ張り入れました。
すると、どうでしょう！
表に出ていた糸は完全に中に入りましたので、かなり違和感がないまで回復いたしました！！
まとめ
以上、引っ掛けたスーツから飛び出た糸を元に戻す方法をご紹介いたしました。
苦し紛れに試してみた方法ですが、思いのほか上手くいき、着るのには全く支障がないほどまでに回復することが出来ました。糸が輪っか状に飛び出た場合、絶対やってはいけないのが、その糸を切ってしまうことです。明らかに収集が付かなくなります。
是非お試しください(・ω・)ノ