シチズン腕時計『Q&Q』のボタン電池をDIYで交換しました(・ω・)ノ
はじめに
管理人は愛機XJR1200と1300に、バイク用ハンドルウォッチに加工したシチズンの腕時計『Q&Q』を取り付けています。どのように加工したのか、ご興味のある方は下記記事をご覧ください('◇’)ゞ↓
バイクに付けてる二代目ハンドルウォッチの加工・取付け方法です(*´▽`*)
腕時計はボタン電池で動いていますので、当然電池が切れれば止まります。かれこれ約3年ほどは問題なく動いていましたが、とうとう止まってしまいました。実は以前別の腕時計のボタン電池交換を自分でやったことがあり、恐らくこれも出来るのではないかと思われましたので、早速交換作業をすることにしました。
交換に必要な工具です(/・ω・)/
下記今回交換するのに必要となった工具、材料一覧です。
・ボタン電池
・裏蓋開け
・ピンセット
・竹串
・シリコングリース
・筆刷毛
・メリヤスクロス
・消毒、お掃除用アルコール
腕時計をハンドルウォッチに加工し直すのに使用した工具、材料は割愛します(;・∀・)。
それでは交換しましょう。
それでは作業開始です( `ー´)ノ
こんな感じで加工し、バイクのハンドルに取り付けています。最初から『Q&Q』を取付けたいと思っていた訳ではなく、黒ベースに白文字でゴシック体というメーターのイメージにぴったり合うものを探していたら、これがドンピシャリだったのですね( ̄▽ ̄)。月差もあまりなく防水タイプで、メーカーもシチズンで安心ですので、良い買い物をしたと思っています。
まず締め付けているタイラップをカットします。
黄色丸の箇所に隙間が空いており、ここに裏蓋開け工具を差し込み、こじ開けます。
使っているのは、スーパーコジ開けです。思いっきり作業内容を表現するツール名ですねー( ̄▽ ̄)
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スーパーコジ開けを差し込み、てこの原理でこじ開けます。
時計によってはかなり苦労する場合があるようですが、拍子抜けしてしまうくらい簡単に蓋が開きました。
ボタン電池はショート防止でしょうか、樹脂製カバーが被っていました。
裏蓋の一箇所に窪みが付いています。
これはリューズのロッド部分に当たらないように窪みが付けられていますので、取り付ける際にはここを合わせなくてはならないので、要注意ですね(・ω・)ノ。
樹脂製インナーカバーを外します。
綿棒で本体を押さえながら、ピンセットで引っ張り上げます。
こちらもあっけなく簡単に外れました。
電池がどのように取り付けられているのかを、じっくり観察します。
黄色丸印のアームが電池を抑えているので、ここを少しずらせば外れるようです。
傷が付かぬよう、竹串の先を使って慎重にアームを外側に動かします。
『あっ!( ゚Д゚)』っと思った瞬間、ばね式の端子の反発力で、ボタン電池が『ピョーン!!!』って飛び出しました。
ボタン電池は世界に名立たる村田製作所の無水銀ボタン電池でした( ̄▽ ̄)/。
購入した新しいボタン電池は、やっぱムラタです( ̄▽ ̄)/
ボタン電池を入れましょう(・ω・)ノ
それではボタン電池をセットします。
ボタン電池を入れる時は指で持たずに脇をピンセットで持ちます。指の油脂が付着すると錆の原因にならないとも限りません。又電池の上下はプラスとマイナス電極なので、ショートや液漏れの恐れがありますのでやめた方が良いですね。
電池の左側を先に差し込むように入れます。
電池を外す際に動かしたアーム(黄色の○部分)の先端窪みに竹串を差し込み、ボタン電池を上から軽く抑えるようにしながらアームを右側に開くようにすると、電池はすんなり収まります。
裏蓋にはまっているパッキン(Oリング)を外します。傷つけぬよう、細心の注意を払って作業します。
Oリングがはまっていた溝には汚れが付着していますので、筆を刷毛にして大まかなホコリを払った後、湿ったメリヤスクロスで拭き、良く乾燥させました。
本来はパッキンは新品に交換すべきですが、今回は再利用しました。真似される方は自己責任でお願いします。
綺麗に水拭き→乾燥した後にシリコングリースを薄く塗布しました。
こういったOリング等のゴム系パーツを綺麗にする際、ゴムがどのような種類なのかが分からない場合、綺麗にするのにアルコール等を使用するのは極めて危険です。素材によっては膨潤したり、分解したり、ヤバイ事態に陥る恐れも多分にあります(゚Д゚;)。
パッキンを裏蓋にはめる際には、ゴムを傷つけないよう注意しましょう。
今回は筆の持ち手部分を使いながらパッキンを入れました。塗装してあり、ツルツルだったのでパッキンを傷付ける心配は皆無です。
樹脂製インナーカバーを戻した後、裏蓋がはまる箇所を綺麗に拭いておきます。最初に湿ったメリヤスクロスで、乾いた後に脱脂の為、アルコールで拭き良く乾かしました。
尚樹脂製インナーカバーは、『カチッ!』と音がするまでしっかりはめないと、裏蓋は閉まりません。
裏蓋に付いている窪みとリューズのロッド部分を慎重に合わせて蓋をしたら、強く押さえます。『コクッ!』という感触と共に蓋が閉まります。中々しまらないケースもあると聞きますが、今回は簡単に閉まりました。
タイラップで取り付け直しします。
タイラップを締めて、カットします。
電池交換、完了です\(^o^)/
頑固な箇所もなく、作業はとてもスムーズに出来る腕時計で、管理人のような素人でも問題ありませんでした。Q&Q腕時計のボタン電池交換をDIYでやろうと思っておられる方、お勧めです。
まとめ
シチズン腕時計『Q&Q』のボタン電池をDIYで交換する方法についてご紹介しました。
腕時計の電池交換は、時計の種類によっては失敗する恐れが大であるとも言われていますし、作業にあたっては最悪のことを想定し、自己責任にてやる必要があるかと思われます。交換工賃もそれほど高い訳ではありませんから、何も自分でやらなくても・・・という考え方もあるかと思います。
しかし工具は一度入手すれば次回も使えますので、初期投資です。何より上手く出来た際には時計に対する愛着が更に増すように思いますし、時計のムーブメントを直に見ることができるチャンスでもありますので、試してみる価値は大いにありではないでしょうか(´ー`)/。
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