【XJR1200&1300】前後スプロケットの交換方法です(・ω・)ノ
はじめに
駆動系の交換パーツと聞くと、大抵はドライブチェーンを思い浮かべるかと思いますが、実は前後スプロケットも確認してみると、既に要交換状態になっていることも多いかと思います。ただこれはパワーの掛け方やチェーンを張るテンション等によっても交換サイクルは異なってくるかと思います。
因みに管理人のXJR1200はチェーン交換の際に確認したところ、前後共に完全に要交換状態でしたし、XJR1300でチェーン交換した際は前後共に全く問題ありませんでした。両車両共に中古で入手していますので、前オーナーが交換した可能性は大ですが、いずれにしても前後共に比較的容易に目視確認することが可能ですので、一度チェックしてみることをお勧めします。今回はXJR1200で前後スプロケットを交換した際の手順をご紹介します。
それでは作業開始です( `ー´)ノ。
作業開始です( `ー´)ノ
後輪スプロケット交換は当然リアタイアを外さねばなりません。XJR1200、1300の場合はセンタースタンドが付いていますので、スタンドを立てれば外すことが出来ますが、センタースタンドがないバイクの場合は後輪のジャッキアップスタンドを別途入手する必要があります。
スタンドを立てる前にリアのアクスルシャフトを外しておきます。ここは150Nmという、とんでもないトルクで留まっていますので、長めのメガネレンチでやっと外すことが出来るレベル感ですねー(゜゜)。今回は試しにメガネを使用して外しましたが、いつもはロングスピンナハンドル+ソケットで外しています。
前後を外す順番ですが、必ずフロントスプロケットから外すようにします。その訳は、フロントスプロケットを留めているナットを外す為にはスプロケットをガッチリ固定しなくてはならないので、リアブレーキを踏むことでチェーンを完全にとめ、スプロケットを固定する方法が最適だからです。
まずフロントスプロケットから外していきます。
フロントスプロケットを交換します(・ω・)ノ
フロントスプロケットはクランクケースカバーを外してアクセスしますが、カバーの上にはプッシュレバーCompが付いていますので、まずはこれを外します。
クランクケースカバーにはチェンジペダルAss’yが付いていますので、次にこれを外します。
クランクケースカバーを外します。
三か所8mmの六角ボルトで留まっていますが、ボルトの頭がケースの奥の方にあり、差込角9.5mmのソケットでは外径が大きすぎてボルトにアクセス出来ませんでした。
なので、差込角6.3mmを登場させました。
これならすんなり入りますねー( `ー´)ノ
カバーを外しました。
フロントスプロケットは36mmという巨大なナットで留まっており、回り止めのロックワッシャーがはまっています。爪が折り曲げられていますので、これを画像の矢印の方向に起こし、爪を平らにしてナットを回します。
ナットは36mmのソケットで外しました。
スプロケットを固定しないとナットは回せません。リアブレーキを踏んでチェーンを動かないようにしてナットを外します。
この後リアホイールのアスクスシャフトを外し、チェーンを緩めてフロントスプロケットからチェーンを外しておきます。
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今回交換したリアスプロケットはサンスター製です。歯数は純正と同じにしました。フロントが17丁、リアが38丁です。
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ロックワッシャーは新品に交換します。左が新品です。
取り寄せたワッシャーはしっかりロックがかかるように改良されていました。他車種との共有パーツかもしれません。
外したスプロケットの比較です。
上の新品と比較して、外したスプロケットの歯の尖り方、かなりヤバイですね(゚Д゚;)
上からの比較です。
歯の削れが良く分かるかと思います。
フロントスプロケットを取り付けます。
新品のロックワッシャーを取り付けます。
ワッシャー内部のギザを本体のギザに合わせます。
ロックナットを取り付けて、仮締めをしておきます。
続いてリアのスプロケットを外します。