色褪せたバイク用レザーグローブをお手入れ ナックルガードは鏡面仕上げにしちゃいました(´∀`*)ウフフ
はじめに
何年前に購入したのか既に忘れてしまったくらい使っているバイク用レザーグローブ、色褪せがかなり進み、劣化が激しい状態になってきました。色抜けは染料で補色すればかなり戻りますし、革用のお手入れクリームを使用すれば、それなりにいい状態で維持することは可能です。具体的やり方はこちらをご覧ください↓
バイク用レザーグローブ染め直し ~お手入れ次第でまだまだ使えます~
実はこちらのグローブは、レトロな艶消しに外装塗装した愛機XJR1300の雰囲気に合う使い古した感が出るよう、敢えて手入れをしないでここまで使って参りました(´∀`*)ウフフ。
このアンティークな雰囲気を維持したまま、染料を入れずにこのままお手入れをすることにしましょう。
衣料革を含め、こういった革製品のお手入れに管理人が愛用しているのがこちらです。
フランス製サフィールのユニバーサルレザーローションです。バッグや靴、衣料革等、色々なものに使えるので、ユニバーサルの名前が付けられているそうです。これ一本で、汚れ落とし、水分・油分補給、つや出しが出来る優れものです。パッケージにミツバチが印刷されているのは、使用しているワックスがミツバチが巣を作る際に分泌するビーズワックスを使用しているからです。植物性のカルナバ蝋等と比べて、動物性のワックスの方が、動物の革には馴染みが良いと言われているようです。
これを指に巻き付けた布にとって、革に擦り込みます。
瞬く間に乾いていた革に吸い込まれ、革が真っ黒になります。
手にはめながら作業すると、やり易いのでお勧めです( `ー´)ノ。見てお分かりのように、擦り込んだ箇所は乾くとどんどん色が薄くなってきます。
グローブ全体に十分擦り込んだら、一旦乾燥させます。湿ったベタつき感がなくなったら、再度同じように擦り込み乾燥させます。二度目の乾燥途中がこちらの画像です。まだ作業をしていない右手と比較して、かなりしっとりした感じに変わっているのが分かるかと思います。しかしこのまま乾燥が進むと、更に色は薄くなってくるのです( `ー´)ノ。
右手も同様にクリームを入れ込んだ後に完全乾燥させます。乾燥後に乾いた布で乾拭きをすると、しっとりとした艶が出てきます。
乾拭き後の画像がこちらです。左手の色味が、先ほどの画像よりもずっと薄くなっているのがお分かりいただけるかと思います。以前お手入れしたグローブは右手の方が色が薄くなっていましたが、今回のグローブは左手が薄くなっていました。左右別々のロットで作られて最後にガッチャンコしているのであれば、仕入れた際の革質が全く違うということもあるかと思いますので、それが原因なのでしょうかね。やっぱり不思議です(-.-)。
グローブの仕上がりをチェックしてみると、ナックルガード部分の擦れはかなり激しいのが分かります。こういったみすぼらしい印象を与えるところをピカピカにすると、敢えてレトロ風にしている感が強く出るのは、革製品のアンティーク仕上げがカッコよく見える所以ですので、ちょっとここを弄ることにしました。