車用ホイールバランサーを自作しました バイク用の流用で、かなり使えます(‘◇’)ゞ
ワイドトレッドスペーサーを使えば解決ですねー(^。^)/

ホイールの厚みが足りない訳ですから、厚くしてあげれば良いのです。厚くするのに思いついたのが、ホイールのトレッド幅を調整する『ワイドトレッドスペーサー』の装着です。
これであればホイールの外側、内側共に、ホイールを支える角がしっかりと保持できる為、バイクタイヤに取り付けた時のセッティングと同じになりますね('◇’)ゞ
但し管理人の場合、ここでちょっと問題が発生しました。このアダプター、50mm以上60mm以下のハブ径である、57mmのハブ径のホイールには使用可能です。我が家のフィットがそれに相当します。実は我が家はY31グロリアも所有しており、このホイールのハブ径は67mmです。つまりこのアダプターではグロリアのホイールバランスを取ることが出来ないことになります。
色々探してみましたが、結局67mmに対応するアダプターは見つかりませんでした。無いなら作ったらどうかと思い、作った際のセッティングを考えてみました。
所有しているシャフトは12mmですが、実はグロリアのホイールは235/45/17サイズでに変更している為、かなりの重量があります。万一12mmのシャフトでたわんでしまった場合は太いシャフトを使う可能性も想定し、円錐形のインナー径は太目にすることにします。12mmシャフトを通す際にはインナースペーサーを入れれば良いのです。
図解するとこんな感じですね。

円錐形アダプターの寸法を50mm以上70mm以下にすれば、いずれのホイールにも流用出来ます。
早速図面を起こしてみました。

手書きで図面とは言えない代物ですが、何を作りたいのかは伝わるかと思います。
内径は太目の20mmにしました。これくらいあったほうが、元々ついている円錐アダプターを差し込んで固定するのによい寸法であるように思います。この20mmから逆算して、円錐の上部寸法は余裕をもって44mmに、下部寸法は同じく余裕をもって75mmにしました。
アダプターは精度が重要なので、アルミ切削加工のプロにお願いすべく、色々調べてみました。
機械化されている工場が多く、機械へのデータ入力だけでもかなり時間がかかり、点数を多く発注しないと1点当たりの単価が半端なく高くなることが判明した為、汎用旋盤にて加工してもらえる腕の良い工場を探した結果、千葉県四街道市にある『佐藤機械工業株式会社』さんにお願いすることにしました。
信頼と実績では申し分なく、見積もりをお願いしたところ、快諾して頂けました。せっかくなのでアルミではなく堅牢なジュラルミン(A2017)で作ることにしました。我々世代はリモワを連想させるジュラルミンって素材に、めっぽう弱かったりするのです(´∀`*)ウフフ。見積もり内容は、ほぼ想定通りで、当初お聞きしていた納期期間より早く作っていただき、社長さんも気さくなとてもいい方で、次回ワンオフでパーツをお願いする時は、またこちらにお願いしたいと思います。

出来上がってきたアダプターがこちら↓

一見してとても丁寧に作られているのが分かるかと思います。
お願いした通りの寸法になっているかを計測してみました。


流石、ぴったりでした!!(≧▽≦)
内径は20mmにしたので、12mmシャフトを通すアダプターを入れなくてはなりません。アダプターはweb通販にて入手しました。

外径20mmのスペーサーですので、当然このままでは中に入りません。これは元々想定済で、内部にぴったりはまるようにしたかったので、これを削ってぴったり収まるように加工します。
ドリルドライバーにアダプターを取り付けて、耐水ペーパーで少しづつ削っていきます。

少しキツメにはまるよう削り過ぎないよう注意しながら作業。出来上がったインナーを装着しました。

12mmシャフトを通してみました。いい感じかと思います(=゚ω゚)ノ

つぎにハブ径57mmと67mmに対応するワイドトレッドスペーサーを入手します。
スペーサーは厚すぎると重くなってしまいますので、ほどよい寸法の40mm厚のものを入手しました。
これで車のホイール用バランサーのセットが完成です( `ー´)ノ

それでは取り付けてみましょう('◇’)ゞ







