車用ホイールバランサーを自作しました バイク用の流用で、かなり使えます(‘◇’)ゞ

愛車整備の色々

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はじめに

管理人はバイクのタイヤを自分で組み替えております。タイヤをホイールに組んだ後のバランスとりもDIYでやっており、バイクのホイールを留めているアクスルシャフトが貫通式である為、バランスを取る道具も比較的簡単に取付け可能です。しかもバランスは5g単位のウェイトで取ることが出来ます。

因みにバイクのタイヤのバランス取り時のセッティングの様子はこちらです。

安く入手したタイヤをDIYで交換してます。工賃はタダですよ(≧▽≦)

使っているのは工具のストレート製のホイールバランサーです。他にも色んな工具メーカーから出ているようですが、ストレート製はシャフトの径が12mmと太目で強度面で安心感がありましたので、これを選びました。


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リジッドラックには別売りで入手した内径12mmの貫通式ベアリングを載せています。これです↓


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バイクであれば貫通式ですので、リジッドラック等に載せれば簡単にセッティング出来ますが、車のホイールはハブボルトにハブナットで固定する、所謂『片持ち式』のホイールなので、このようにはバランスが取れません。

一般的に車のホイールバランサーでDIY用に売られているものは、ホイールを横にして水平バランスを取ることでバランスを取るタイプのものが大半のようで、こちらのタイプですね↓

やじろべえみたいな感じで調整します

販売されているこれらのバランサーは使ってみたことがないので精度、効果のほどは何とも言えないのですが、実はこのタイプを自作したこともあります。入手したビリヤードの球の上にホイールをセットし、小さな水平器を乗せて、バランスを取りました。きっちり水平が取れたので試乗してみたら、ハンドルはブルブル・・・(;゚Д゚)。その後カー用品店にて業務用の機械式バランサーにてバランス確認してもらったら、作業をしたとは決して思えない『バランス崩れ状態』・・・。当然取りなおしてもらいました。(-_-;)

バイクのホイールは車体から外すだけでも結構大変な作業になりますが、車のホイールはジャッキアップしてハブナットを外せば簡単に外すことが出来ます。DIYでホイールバランスを取りたいというニーズは、バイクよりも車の方が多いのではないかと思います。

もちろん車のホイールはバイクと比べてタイヤ・ホイールの幅がある為、左右バランスも視野に入れる必要があるのですが、水平方式ではなくホイールを回しながらバランス取りをする方法で、車のホイールバランスを取るやり方はないのかを考えてみることにしました。

バイク用のバランサーを車用に流用出来ないか

バイク用バランサーの仕組みはこうなっています。下記は管理人がバランス取りをする際のセッティング方法です。

シャフトに通した円錐形のアダプター(内蔵のイモネジで固定)をホイールのアクスルシャフトに通す穴の両側に入れ込み、シャフトに取り付けたベアリングをリジッドラックに載せ、タイヤを回転させます。

円錐形アダプター部分を拡大します。

円錐形アダプターを差し込むことで、ホイールの角がアダプターと接してホイールを固定、支える力になる訳ですね。この円錐形アダプターは内蔵されているイモネジで固定します。

車のホイールはバイクと異なり、ハブボルトでハブに留められている『片持ち式』になります。図解するとこうなっています。

ハブボルトでホイールを留めている箇所を拡大します。

ハブにはホイールのセンターを出す為のインロー(凹凸の組み合わせ)の突起があり、ここの寸法は『ハブ径』と言われていたりします。車に合わせたホイールは、このハブ径にピッタリ合うようなホイールセンターホールが開いており、この寸法はハブ穴径と呼ばれているようです。

この穴をバイクホイールのシャフトが通る穴と同様に考えれば、ホイールのセンター出しとシャフトへの固定が出来るように思われます。実はバイクにも車のホイールと同様、片持ち式のホイールが存在しています。ホンダやドゥカディ、トライアンフ等の一部車種ですね。

管理人が所有している工具のストレート製バイクバランサーには、片持ち式のホイールに対応した円錐形のアダプターがちゃんと用意されているのです。これですね↓


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内径は12mmのシャフト用なので、ストレートのバイク用のアダプターとして使用出来る訳です。

50mm以上60mm以下のハブ穴径のホイールにはこれを使用すれば、バイク用バランサーを車のホイールに使用することが可能になるはずですね(=゚ω゚)ノ

では具体的にどんな感じのセッティングになるのかを考えた結果、早速問題点に突き当りました。

それを図解してみました。

車のホイールには厚みがあまりない為、ホイールの裏側からアダプターを差し込むと、アダプター同士がぶつかって固定することが出来ないのです。

そこで裏側のアダプターをひっくり返して留める方法を検討してみました。

一見すると解決したように思えますが、しっかりと固定されていない状態であるのが分かるかと思います。ホイールとタイヤは持ち上げたことのある方はお分かりいただけるかと思いますが、かなりの重量があります。この固定方法だと、ホイールバランスを取るのに回している時、いきなりホイールがセンターを外れてシャフトの上に落ちてしまう恐れも否めません・・・(;゚Д゚)。

で、こんな方法を考えてみました。