カーエアコンのガス漏れ発生 その① ~原因特定の初動と匠を再訪編~

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はじめに

グロリアのエアコンガスが抜けてしまいました。去年少し効きが悪いな~と思っていましたが、やっぱりガスが少しづつ抜けていたようです。エアコン関連は根本原因を特定、対処しないと、ほぼ間違いなくイタチごっこになります。

何より重要なのは原因特定ですので、早速着手しました。

原因特定作業開始です('ω’)ノ

そこでまず、漏れ箇所を特定するのに蛍光剤を入れます。

蛍光剤はいつもこれ!
周りにこぼさぬよう、注意しましょう

しかしガスの圧力低下により、コンプレッサーが全く動きませんので・・・

ガスは必ず低圧配管のポートから入れましょう♪

ガスを1缶入れました。R12の代替ガス、Air Cooling です。これでしばらくエアコンを作動させれば、漏れ箇所が特定出来ます。


夜な夜な紫外線ライトとイエローサングラスでチェックします。ボンネットを開けてすぐ目に飛び込んできました。

怪しさ満点です

ただここは、低圧配管のサービスポートのすぐ下になりますので、サービスポートのムシから漏れているのか、低圧配管のカシメ周りがやばいのかが特定出来ません。目視出来る場所を全てチェックしましたが、他に蛍光剤の付着箇所は見られなかったので、やっぱりここが一番怪しい(`・ω・´)/
そこで以前エアコン配管でお世話になった匠の元へ、約10年近く振りにお邪魔させていただきました。

素敵な奥様が出迎えてくれました♪

ツバキ放熱さんです。以前グロのエアコンが駄目になった際、リキッドタンクのワンオフ配管を作っていただきました。旧車エアコンの駆け込み寺としてかなり有名です。エアコン配管の素材はほとんどがアルミですが、この素材の溶接はかなり難しいらしく、それをなんてことなくこなしてしまう、まさに職人さんです。これは以前配管を作っていただいた時の画像 ↓

難なくこなしておられますが、高いスキルが必要な職人技です

純正リキッドタンクはこんな感じで付いていました。↓ ↓ ↓

純正品が製廃になっていた為入手した社外品は、配管口金の位置が全く違っていたので、取付け配管をワンオフにて作る必要があった訳です。で、作って頂いた配管はこちら ↓ ↓ ↓

まさに知恵の輪状態ですね(笑)。ツバキ放熱さん無くしては、リキッドタンクの取付けは不可能でした。

又今はチタンの溶接もやっているそうで、たとえばフルエキのクラックなんかは即溶接してもらえそうですね。ただ焼け感の色入れはやっていないそうです。今回の概要をお話し、まず水プールにガス圧をかけた配管を沈めて漏れ箇所のチェックしていただきました。

結果は、何度やっても漏れはありませんでした。おそらくムシの可能性が大です。

ツバキ放熱さん、相変わらず様々な旧車のワンオフ配管製作依頼が多いらしく、ボルボ240やクラシックミニなんかもあるそうです。それを可能にしてるのがこちら ↓ ↓ ↓

こちらはオリジナルの配管口金です。これを旋盤で削り、パーツにフィットするエアコン配管を作り上げる訳です。だからレアな外車にも対応が可能であり、まさに職人、駆け込み寺になる訳です。

又実はバイクのフレーム修正もやっておられるのです。これがそのフレーム修理機 ↓ ↓ ↓

持ち込まれる車両は高値が続くCBX400Fを始め、Z系やスズキ(GS系?)が比較的多いらしいです。相変わらずの旧車ブームの中、かなりお忙しいようなので、必ず事前連絡、アポ取りの上でご相談いただければと思います。

その②に続く

次は真空引き→真空状態の維持確認のステップに移りたいと思います。 それで真空が維持出来ない場合、漏れ箇所が他にある訳ですが、万一原因がエバポレーター近辺であった場合は、原因特定にかなり時間と労力がかかるのは明らかです。

そうならないことを祈りたいと思います・・・(;´Д`)。

↓ ↓ ↓ カーエアコンのガス漏れ発生 その② ~真空引き、ガス補充編~はこちら

カーエアコンのガス漏れ発生 その② ~真空引き、ガス補充編~