自動車タイヤの空気圧。自転車用空気入れで補充出来ます(´▽`)
はじめに
本来運行前点検項目である自動車タイヤの空気圧。大抵目視で大丈夫だろうと判断しているケースが大半だと思います。しかし季節の変わり目や高速道路を使用する前などはガソリンスタンドにガソリン補給と共にエアチェック&エア補充をされている方が多いのではないでしょうか。でもエアチェックは出来てもコンプレッサーがなければエア補充は出来ない、と思っておられる方がほとんどかと思います。
実は自動車タイヤのエア補充は、自転車用の空気入れで入れることが可能なのです。実際に入れている画像がこちら↓
オートバイも同じようにこちらの空気入れでやってます。
いやいや、バルブの形が全く違うから無理だろうと思われると思います.その通りで、バルブは合わせなくてはなりません。
バルブ種類の違い
自転車用のバルブは英式、自動車用のバルブは米式です。左が英式、右が米式です。
米式バルブはロードバイクやオートバイ、自動車等に使用されています。このバルブは英式バルブと異なり虫ゴムの交換等は不要で、エアが抜けにくい構造をしているという特徴があります。空気入れのバルブが米式であれば、それで空気を入れることは可能となります。
最近の自転車用の空気入れは、英式だけでなく、米式、仏式の変換バルブが付属しているものが多いので、それを購入する必要はありますね。
ただ単純に考えて、トンを優に超える自動車を支えているタイヤの空気圧を、自転車の空気入れで本当に入れることが出来のか、疑問が沸くのではないかと思います。これは意外に思われるかと思いますが、実は規定の空気圧、自動車のタイヤの方が自転車のタイヤよりもずっと低いのです。自動車やオートバイのタイヤは約2.0㎏f/cms(0.2Mpa)~2.5kgf/cm2(0.25Mpa)ですが、自転車は8barと言われています。8barをkgf/cmsに換算すると、何と8.16kgf/cmsとなり、自動車の約3~4倍の空気圧ということになります。確かにあの細いタイヤで自転車と人を支えているのですから納得の値かと思います。
実際に空気を入れてみると、実は自転車のタイヤに入れる時よりも、自動車のタイヤに入れる時の方が、ポンピング時の力は軽くて済むのが分かります。
しかしながら、適正空気圧まで入れるのは、これ結構大変なのです。
場合によってはポンピングは半端なく大変(;゚Д゚)
自動車のタイヤと自転車用のタイヤ、一見して分かるように明らかに自動車のタイヤの方が太いです。つまり内部に入っている空気量は、自動車のタイヤの方が極めて多い訳で、これを充填するのにはかなりの空気量を送りこむ必要があります。
オートバイのタイヤをDIYにて組み替えた時、空気圧0Mpaから規定値の0.25Mpaまでの空気圧にするまでに必要となったポンピング数は、何と約400回でした。タイヤのサイズは17/60/55サイズで、大型バイクのリアタイヤということもありますが、流石に腕がグダグダに・・・(;´∀`)。もっと空気量が多いと思われる自動車用は何回になるのかを考えると、ゲロゲロですね。
通常空気圧を調整する場合、大抵少し抜けていたのを足したり、高速に乗るのに少し高めにしたりと、0.2kgf/cms(0.02Mpa)前後が多く、(タイヤの大きさにもよりますが)約30回ほどのポンピングで規定値に達する場合が多いと思います。
足踏み式や簡易コンプレッサーがあると楽です('◇’)ゞ
最近は手動式のみならず、足踏み式や自動車のシガーソケットから電源をとる簡易コンプレッサーが入手出来ます。
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因みに下記の簡易コンプレッサーとほぼ同等品を管理人は所持しております。愛車XJRのタイヤをDIYで交換する際、ビード上げする為に必要な約4.0kgf/cms(0.4)Mpaまで、普通に圧をかけることが出来ました。
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まとめ
以上のように自転車の空気入れで、自動車やオートバイのタイヤに空気を入れることは可能です。もちろんガソリンスタンド等でチェック&補充をすれば、楽で特に作業は不要かと思いますが、スタンドに寄れる時間がない場合、ほんのちょっとの調整で済む場合等、是非試してみて頂くとよろしいかと思います。
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