【XJR1200&1300】低年式バイクは特に注意!( ゚Д゚)!! クラッチマスターシリンダーのオーバーホール方法です(/・ω・)/
フルードを充填します(-ω-)/
通常クラッチのフルードを交換する際は、リザーバータンクにフルードを入れ、クラッチレバーをニギニギしながらフルードを入れていきます。クラッチのプッシュロッドを押すクラッチレリーズ(プッシュレバーComp)のシールを交換する際等、ブリーダープラグからフルードを全て抜いても、マスターシリンダー内部からは完全にフルードは抜けていない為、レバーニギニギで何とかフルードは入っていきます。しかし、完全にフルードを抜いた状態となっている場合、ニギニギでは簡単にフルードが入っていかない恐れも多分にあります。
その場合、クラッチレリーズに付いているブリーダープラグから吸引することでフルードを強制的にリザーバータンクから吸い込ませる必要があります。かなり強力に吸引する必要がありますので、大きめのシリンジを使用します。管理人が使用しているシリンジは、以前行きつけのホームセンターで購入した汎用品の為に微妙にホースの口径が合わず、普段使用しているフルード抜きのホースに洗浄ボトルのノズルと組み合わせて繋ぎました。

アストロプロダクツ等には、専用のオイル用シリンジがあるので、これから購入される方は専用品の方が良いかもしれません↓
リザーバータンクにフルードを入れて、シリンジで吸引すると・・・

一気に液面が下がりました(^O^)/。
下がったらフルードを追加を繰り返します

ほぼフルードがラインに充填された後、レバーをニギニギしながらエア抜きをします。特にクラッチレリーズ内のエアが中々抜けないので、地道にエア抜き作業をしました。
オーバーホール後はどうなったでしょうか?(・∀・)
結論から申しますと、完全に復活しました\(^o^)/。健全な状態のクラッチがどうなっていたのかを、久方ぶりに思い出し、直近のクラッチが如何にやばかったのかを思い知らされました。
ただ全フルード交換の場合、どうしてもエアが抜けきれていないケースも多く、今回も交換後かなりの距離を走った後にフルード液面を確認すると、ほんの気持ち液面が下がっていたような気がします。
まとめ
クラッチマスターシリンダーのオーバーホール方法についてご紹介しました。
ダストブーツはぼろぼろに破れ、シリンダー内部で油圧をかけるゴム製のカップは、新品と比較して経年劣化で小さくなっており、油圧低下を招いていることがはっきり確認できました。内部パーツ未交換の古い車両の場合、いつ不具合が発生してもおかしくないかと思います。パーツの費用はそれほど高額ではありませんし、きちんと手順を踏めば作業は可能であると思います。
スナップリングプライヤー等、持っていなかった工具を購入する出費は必要となりますが、この作業をショップにお願いする工賃を考えたら十分にお釣りがきますし、何より貴重な経験と工具が手に入ります\(^o^)/。
クラッチマスターシリンダーのオーバーホール、お勧めです( ̄▽ ̄)/
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