【XJR1200】 FJ1200用インシュレーター(インマニ)の取付け ~逆車フルパワー用のインシュレーターです~

XJR1200、1300の整備

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はじめに

知っている方も多いかと思いますが、XJR1200のエンジンは、国内向けにデチューンされたFJ1200のエンジンが引き継がれています。海外向けのフルパワーFJ1200は、国内向けの97PSに対し、130PSの出力を発揮します。一時期、XJR1200エンジンの出力を抑えるパーツを、フルパワー仕様のFJ1200のパーツに交換することで、フルパワー仕様のXJR1200にするのが流行った時期がありました。

私もXJR1200を手に入れた際、ちらっと『フルパワー化』という声がささやいた時期がありましたが、実際にXJR1200を乗ってみると、『これ以上のパワーって、必要?今でさえ全く使い切れていないし・・・』というのが本音でした。しかもXJR1200はクラッチが滑り出すのが早いという持病があり、フルパワー化したエンジンには強化クラッチへの交換が必須、つまりクラッチ操作がかなり重くなるということになるので、これはこれでキツイな、というのもありましたので・・・(;´∀`)。

過日二次エアを吸うようになったXJR1200のインシュレーター(インマニ)を新品に交換。純正パーツのお値段の高さにびびっていた際、ひょんなことからFJ1200逆車用のフルパワーエンジン用インシュレーターの新品を安く入手する機会を得ることが出来ました。別途所有しているXJR1300のインシュレーターもいずれ交換することになる訳ですから、せっかくの機会を逃すことなく、有り難く手に入れさせて頂きました(=゚ω゚)ノ

もちろんインシュレーターのみの交換ではフルパワー化は不可能です。イグナイターやキャブレターのジェット番手の変更、エアクリーナーの空気取り込み口の拡張等は必須となります。

インシュレーターの内径はこんなに違う!

入手したフルパワー用インシュレーターとXJR1200のインシュレーターの大きな違いは、その内径です。並べてみると、その大きさの違いは一目瞭然です。

左がFJ1200フルパワー用で右がXJR1200の純正インシュレーターです。こんなに違うんかい!

ここまで大きさが違うとは思っていなかったというのが正直な感想です(´゚д゚`)。

排気側が抜けが良すぎると背圧が低下、トルクが小さくなる恐れがありますが 今回はインシュレーターのみ交換で、エアクリーナーボックスはXJR1200のままですから、エアの取り込み量は今までと変更はありませんので、恐らく大丈夫かと思います。

実際にインシュレーターをエンジンに取り付けて見た時の画像がこちら↓

ほぼ口径は一緒ですね~♪

これほどまでにXJR1200のインシュレーターが絞られていることが分かると、フルパワーエンジンがどんなもんなのかを知りたくなってきましたが・・・考えないようにすることにします(;´・ω・)

直近でインシュレーターを交換していた為、エンジンの取付け箇所はオイルストーンで磨かれており、とても綺麗です。取り付けの際には、Oリングにシリコングリスを塗布、インシュレーターの接地面にもシリコングリスを塗布し、取り付けます。

何度もやっているうちに、手慣れてきました(*´ω`)

インシュレーター交換に伴うキャブレターの脱着等、YouTubeにアップしておりますので、手順を知りたい方はこちらをご覧下さい↓

インシュレータ交換後のインプレッション

インシュレーター交換後、早速高速道路で吹け上がりをチェックしてみました。

結論から申し上げますと、かなり変化がありました(@^^)/~~~

アイドリングから6,000回転くらいまでは、大きな差は感じませんが、それ以上回した時、吹け上がっていくスピードが明らかに違います。エアクリーナーは純正のままですので、吸入量のマックス値は変化がない訳ですから、純正インシュレーターでのエアの吸入値がマックス値まで至っていなかったのかもしれません。

XJR1200&1300】DIY整備では不可欠! サービスマニュアルに記載されている主要ボルトの締め付けトルク値情報です('◇’)ゞ

まとめ

フルパワーとは到底比較出来ない程の変化しかありませんが、インシュレーター(インマニ)交換だけでこれだけ変化が出るとは、ちょっと驚きでした。インシュレーター交換の際、逆車のインシュレーター入手が出来るようであれば、トライしてみるのも良いかと思います( `ー´)ノ