【XJR1200&1300】ヘタッてるとクラッチすべります。クラッチスプリング交換方法です( `ー´)ノ

XJR1200、1300の整備

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スプリングのヘタリ具合を、新品と比較してみます(._.)

左が外したスプリング、右が新品の対策スプリングです。一見して外したスプリングの上がり幅が低いのが分かりますね。

又新品の方が厚みがあるように見えますが、実際にノギスで測ってみたら全く同じでした。

一見して高さ違うやん

もっと分かりやすくするために、重ねてみました。

こんなに隙間が出来てしまいました。この隙間分が低くなっているので、スプリングのテンションが弱いことになります。

・・・( ゚Д゚)・・・

XJR1300のサービスマニュアルには、平坦は場所にスプリングを置いて高さが6.0mm以下だと要交換となっていました。

XJR1200のサービスマニュアルにはこういった図解に記載はなかったので、整備諸元を見て見ました。

・・・・なんじゃこりゃ(;゚Д゚)

???

試しにXJR1300のサービスマニュアルの整備諸元を見て見ました。

数は一枚、高さ限度は6.0mmと記載されていますね。これは理解出来ました(・ω・)ノ。

こういったことがあるので、出来ればXJR1200と1300のマニュアル、両方を持っておくのが良いのではないかと管理人は思っております↓

XJR1300をDIY整備するなら、XJR1200のマニュアルも持っておくのが、超お勧めの理由とは?(・∀・)/ Haynesのサービスマニュアルも比較してみました♪

XJR1200で滑りが多発(?)した為、XJR1300ではこうなったのだということが推測されます。

で、実際に測ってみました。

新品は7.0mmでしたが、外した方はほぼ6.0mmで、スプリングの爪によっては6.0mmを切っていたましたので、やはり要交換だったと思われます。

しかしながら、対策スプリングは一体何を強化しているのか、はっきりしません。対策以前のスプリング新品計測データがないので何とも言えませんが、厚さは変わりませんから、焼き入れ温度や素材そのものを変更することで、テンションを強くしているのかもしれません。実はFJR用と同じものだという噂を聞いたこともあります・・・(゜.゜)。

新品を取り付けます(-ω-)/

では新しいスプリングを入れます。

スプリングを留めるプレートを取り付けます。取付けボルトはもちろん最初は手で回して取り付けます。ここが舐めたら最悪ですね。対角線上に留めていきます。

くるくるくるくる・・・

スピンナハンドル+ソケットで締めていきます。

対角線上の順番で、同じトルク感で少しづつ、スプリングのテンションが均一にかかるよう締めていきます。

均一に締めることが出来ます

締付トルクは8Nmです。必ずトルクレンチを使用しましょう。トルクレンチを使用した際も、対角線上に締めていきます。

トルク管理、重要です( `ー´)ノ

XJR1200&1300】DIY整備では不可欠! サービスマニュアルに記載されている主要ボルトの締め付けトルク値情報です('◇’)ゞ

クランクケースカバーのガスケットを取り付ける際は、シリコンオフ等で脱脂の上取り付けて下さい。

液体ガスケットを塗布する場合でも脱脂は不可欠です( `ー´)ノ

これをしっかりやれば、漏れません。多分・・・。今までは・・・。

クランクケースカバーを留めるボルトは、最初は手で回して留めます。

ネジが舐めてしまうのを防止する為です。

数が多いと意外と時間がかかるのです(゜゜)

クラッチスプリング同様、クランクケースカバーも対角でボルトを締めるようにします。

締付トルクは10Nmです。

クラッチスプリング交換の効果は果たして?(。・ω・)?

クラッチスプリング交換後、初めてクラッチレバーを握った際に感じたことは、

『あっ、重い (;゚Д゚)』

でした。でも少し走ってニギニギを繰り返したら、瞬く間に慣れました。

スプリングのテンションがしっかり効いているということは、フリクションプレート同士がしっかり密着しているということなので、交換前と比べて安心感はかなりありますし、もちろんクラッチの滑りも発生しません。

少々クラックレバーが重くなったとしても、これは交換する価値十分ありだなと、管理人は強く感じた次第です。

まとめ

XJR1200のクラッチスプリングを、対策スプリングに交換するやり方についてご紹介しました。

記事内でご紹介している方法でやれば、エンジンオイルを抜かなくても交換が可能ですし、作業自体はそれほど難しくなく、時間もかかりませんので、ある程度工具をお持ちの方でしたらDIYにて交換してみるのも良いのではないかと思います。一気に破綻するパーツではありませんが、ジワジワと知らない間に劣化していることで、クラッチのフリクションプレートを早く駄目にしてしまう犯人になり得るかと思います。早めの交換がお勧めです(・ω・)ノ。